すいせいむし
職場で腹の立つことがありまして。
大切なアイテムに鉛筆で落書きされました。これだけ書くと幼いいじめのような状況ですが、メモを急いで取ろうとしたけれど、適切なものがなかったのだと思いたい…。
ふたつあるから職場に持って行ったまでで、形あるものはいつか必ず壊れるものであるのだから、それについてはいいのですが、「なぜ、その人は明らかに沈んでいる私に真摯に謝罪しようと思わなかったのか」「私はそこまで安い人間なのか」と、悶々と考えているうちに、この落書きを消したあと(鉛筆で書いてあったので消しゴムで消した。凹凸が腹立つ)を見るたびに腹が立って、その大切なアイテムを捨ててしまう自分が想像出来たので、この気持ちをどう持ち直すかの思案を始めました。
職場に「仙人」っぽいおじさんがいらっしゃいまして。とある病気で食事制限がたくさんあるおじさん。長い病欠から復帰したら顔の下半分が髭もじゃもじゃだったおじさん。「その髭どうしたんですか!?」と羨望のまなざしを送ったら、次に見かけたときにはキレイさっぱりそり落としてきたおじさん。仕事の質問をすると真摯に受け答えをしてくれるおじさん。一生懸命ベストな状況を一緒に考えてくれるおじさん。だれに対しても真摯で紳士なおじさん。
この「仙人」に、その落書きあとの上から一筆をいただく戦略を立てました。
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